面白い雑学② ~ヒトデの食生活はどんな感じ?~
今回も、雑学の記事を書きました。是非、前回の記事も載せておくので、それもみてください。
前回の記事
本題
たいていのヒトデは、五本の腕を星形に広げていますが、九本腕のニチリンヒトデや、極端に細い形のクモヒトデなど、変わり種もいます。どのヒトデにも共通しているのは、中央の下側に口があり、ここから小さなえさや海水をとり入れることです。腕の先には、目の役割をする細腕もあります。また、星形の中央から腕の先端にかけて管足があり、ヒトデはその管足をいろいろな作業に使います。伸縮を繰り返して歩いたり、においをかいだり、ものに吸い付いたりします。そして、二枚貝を捕えるときにも使うのですが、そのやり方はかなり強引です。まず、貝に吸い付いて殻を引っ張ります。このとき力づくなのか、麻痺させる液をかけるのかは学者の間で議論の的ですが、はっきりしているのは、そのあと貝がほんの少しでも抵抗をゆるめたすきに、ヒトデの攻撃が激しくなることです。何をするかというと、胃を口から外に伸ばし、貝の割れ目に押し込んでしまうのです。そして、すかさず消化液を送り込み溶かして食べ尽くしてしまいます。